まさかそんなインシデントが起こるなんて

まさかそんなインシデントが起こるなんて

気管挿管をして人工呼吸器管理を行っていた患者さんを受け持っていた時のことなのですが、身体を保清して挿管チューブの固定を変えて、手の抑制帯もして、安全確認をしてからその場を去り、他の患者さんの対応をしにいきました。しばらくしてから先輩が呼吸器のアラームを聞いて私の患者さんの異変に気付きすぐに部屋に行ってくれたのですが、なんと挿管チューブの固定テープはしっかりはりついてるのに舌で挿管チューブを器用に押し出して先が口の外に出ていたのでした。さっきまで鎮静剤が効いていて保清しても全然動かなかったのにその時は完全に目を覚まされていました。そして、挿管チューブの先が完全に出てしまっていたのですぐに抜いてアンビューをもんで医師に報告して再挿管に至りました。酸素化も全身状態も変化することなくことなきを得たので本当によかったです。いつももし自己抜去の可能性があれば手を抑制したりはするのですが舌を抑制するわけにもいかないので今後の対策に頭を悩ませましたが、結局バイトブロックというチューブを噛むのを予防するものを2個使って固定して舌をなるべく動かないようにしました。後から先輩に聞いたら極たまにそういう器用な人がいるらしいのですが、固定や抑制はしていたのでそれ以上は鎮静剤をよく効かせるしかないとのこと。呼吸器のアラームにすぐに気がついて対応してくれた先輩に本当に感謝です。午前中はスケジュール的に患者さんの保清に入ってしまう看護師が多く、最低リーダー看護師は部屋を見渡せるナースステーションにいるのですがもし気づくのが遅くて酸素化が悪くなり状態が悪化してしまったらと思うと本当にひやひやしました。それからはそれまで以上にアラームに敏感になりました。

2015年8月15日|